健全な社会作りと生活の質の向上に貢献した人々を称える
「第11回ヘルシー・ソサエティ賞」受賞者決定
3部門で6名の方々が受賞
健全な社会作りと生活の質の向上に貢献した人々を称える
「第11回ヘルシー・ソサエティ賞」受賞者決定
3部門で6名の方々が受賞
「第11回ヘルシー・ソサエティ賞」受賞者決定
3部門で6名の方々が受賞
「第11回ヘルシー・ソサエティ賞」受賞者決定
3部門で6名の方々が受賞
2015年3月25日
公益社団法人 日本看護協会(会長:坂本すが)とジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ(*1)は、より明るい今日とよりよい明日に向け、健全な社会と地域社会の幸せを願い、国民のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献するため、さまざまな分野で指導的役割を果たした人々を顕彰する「ヘルシー・ソサエティ賞」の第11回受賞者を、各方面からなる審査委員会の厳正な審査のもと決定いたしましたので、以下のとおり発表いたします。
今年度は、教育者部門、ボランティア部門、医療従事者部門の3部門で、6名の方々が受賞されました。この賞をきっかけに国民の健康、地域社会の福祉、さらにクオリティ・オブ・ライフの向上のための有意義な活動が、より広く普及することを心から願っております。
*1 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社(コンシューマー カンパニー、メディカル カンパニー、ビジョンケア カンパニー)、ヤンセンファーマ株式会社で構成
教育者部門(国内、国際)、ボランティア部門(国内、国際)、医療従事者部門(国内・国際)の3部門、6名の受賞者は、下記のとおりです。(詳細はこちらをご参照ください)*敬称略
教育者部門 (国内) | 山下 俊一 (やました しゅんいち) | 国立大学法人長崎大学 理事・副学長 |
---|---|---|
教育者部門 (国際) | 神馬 征峰 (じんば まさみね) | 東京大学大学院医学系研究科 国際地域保健学教室 教授 |
ボランティア部門
(国内) | 伊藤 たてお (いとう たてお) | 一般社団法人日本難病・疾病団体協議会 代表理事 |
ボランティア部門 (国際) | 垣見 一雅 (かきみ かずまさ) | (所属団体なし) |
医療従事者部門 (国内) | 加藤 治子 (かとう はるこ) | 阪南中央病院産婦人科 医師 NPO性暴力救援センター・大阪SACHICO 代表 |
医療従事者部門 (国際) | 服部 匡志 (はっとり ただし) | アジア失明予防の会 理事 |
「ヘルシー・ソサエティ賞」とは
日本の国内外において、学術・教育、医療、公職、ボランティア・市民活動を通じ、より明るい今日とよりよい明日に向けて、健全な社会と地域社会、そして国民のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献した方々を称えることを目的に、平成16年(2004年)に公益社団法人 日本看護協会とジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人 グループによって創設されました。
- より健やかな社会を築くための個人の素晴らしい努力を表彰する
- 国内外における、社会全体または特定のグループへの支援に対する功績を称える
- 慈善行為や寛大な精神、助けを必要とする人たちへの配慮を奨励する
- 他者への思いやり、人々のために奉仕するという日本のよき伝統を奨励する
- 高潔な人格を持ち、人々の尊敬の的となっている個人を対象とする
http://www.healthysociety-sho.com/
各部門概要
教育者部門 | 社会のあらゆる場において、教育を深め、本来の仕事の範囲を超えて特別な努力をされ、人々に更なる知識を与え、教育を通して、よりよい明日の実現のために貢献した実績のある方へ贈られます。 |
---|---|
ボランティア部門 | チャリティーや、国民の福祉を向上させる活動、もしくは地域福祉の向上や市民としての活動などにおいて指導的役割を果たし、多大な貢献をされている方へ贈られます。 |
医療従事者部門 | 医療全般のあらゆる分野で活躍する方々の中から、患者や高齢者、または障がい者など、社会的に不利な立場にあり、援助を必要としている方々のケアのために特別な努力をされた方へ贈られます。 |
(別添資料1)
「第11回ヘルシー・ソサエティ賞」受賞者は、以下の通りです(敬称略)
教育者部門
(国内) | 山下 俊一 (やました しゅんいち) 国立大学法人長崎大学 理事・副学長 |
1952年長崎県生まれ。国立大学法人長崎大学理事・副学長。1991年より、4半世紀近く旧ソ連圏における「核に汚染された大地」で医療教育事業と国際学術共同研究を推進。1995年からカザフスタン・セミバラチンスク核 実験場周辺への医療支援も手がけ、2004年にはチェルノブイリでの活動が評価され、WHO(世界保健機関)に出向し放射線プログラムの専門科学官として勤務した。2006年に帰国。東日本大震災後の2011年には、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに任命され、福島県立医科大学の副学長も務めた(現在は非常勤)。 | |
教育者部門
(国際) | 神馬 征峰 (じんば まさみね) 東京大学大学院医学系研究科 国際地域保健学教室 教授 |
1957年青森県生まれ。1985年浜松医科大学卒業。在学中、日米学生会議に参加。恩師伊藤邦幸氏との出会いをきっかけに国際保健を志す。同大学卒業後、飛騨高山赤十字病院研修医、国立公衆衛生院労働衛生学部 研究員、ハーバード大学公衆衛生大学院環境保健学部客員研究員を経て、1994年からガザ地区(在ガザ)・ヨルダン川西岸地区(在エルサレム)WHO事務所長、1996年からは「ネパール学校・地域保健プロジェクト」のチームリーダーを務めた。その後、武見フェローでハーバード大学公衆衛生大学院人口・国際保健学部で研究者生活を送った。2002年に東京大学大学院医学系研究科国際地域保健学教室講師となり、2006年から教授を務めている。 | |
ボランティア部門
(国内 ) | 伊藤 たてお (いとう たてお) 一般社団法人日本難病・疾病団体協議会 代表理事 |
1945年北海道生まれ。4歳の時に重症筋無力症を発病。5歳の時には結核を併発する。1964年札幌南高等学校を卒業。1972年に全国無筋力症友の会北海道支部を設立。1973年の北海道難病団体連絡協議会設立時に代表、事務局長を務める。さらに1986年には日本患者・家族団体協議会を設立。その後、2005年に日本難病・疾病団体協議会(現・一般社団法人 日本難病・疾病団体協議会)を設立した。2008年からは、政府機関の委員を務め、難病法の改正にも携わっている。 | |
ボランティア部門
(国際) | 垣見 一雅 (かきみ かずまさ) (所属団体なし) |
1939年生まれ。早稲田大学卒業。私立順心女子学園(現・広尾学園)で教師として23年間勤務すると同時に、垣見塾を経営。ヒマラヤに憧れネパールを訪れたことがきっかけで、1993年、54歳の時にネパール国パルパ県ジャルパ郡ドリマラ村に単身移住。以来、近郊の村々を歩いて回りながらボランティア活動を続けている。1997年にはネパール国王からゴルカダッチンバウ勲四等勲章を授与される。2009年には吉川英治文化賞を受賞。活動紹介書籍に「笑顔の架け橋~ネパールから感謝をこめて」があり、その収益は全額ネパール支援に使われている。 | |
医療従事者部門
(国内) | 加藤 治子 (かとう はるこ) 阪南中央病院産婦人科 医師 NPO性暴力救援センター・大阪SACHICO 代表 |
1949年大阪府生まれ。1974年大阪市立大学医学部卒業。大阪大学医学部産婦人科で研修した後、1975年から大阪府松原市の阪南中央病院に勤務。1986年には周産期の社会的ハイリスク研究会を組織し活動。2002年同病院産婦人科部長に就任。2004年、草の根の女性団体ウィメンズセンター大阪と共に、女性総合外来「はるウィメンズクリニック」を開設。2009年、女性の安全と医療支援ネット準備室室長。2010年、性暴力救援センター・大阪SACHICOを開設、代表を務める。 | |
医療従事者部門
(国際) | 服部 匡志 (はっとり ただし) アジア失明予防の会 理事 |
1964年大阪府生まれ。1993年、京都府立医科大学卒業。京都府立医科大学眼科レジデント。多根記念眼科病院(大阪府)、愛生会山科病院(京都府)、出田眼科病院(熊本県)、聖マリア病院眼科(福岡県)、海谷眼科(静岡県)を経て、内視鏡を用いた網膜硝子体手術は世界トップクラス。2002年から網膜硝子体手術指導医としてベトナム国立眼科病院勤務を開始。ベトナムでの献身的な活動が認められ、2013年には日本国務大臣表彰、第20回読売国際協力賞を、2014年にはベトナム政府より、外国人としては最高位の「友好勲章」を授与された。 |
●共催
公益社団法人 日本看護協会
ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社(コンシューマー カンパニー、メディカル カンパニー、ビジョンケア カンパニー)、ヤンセンファーマ株式会社
●後援
外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省
公益社団法人 全日本病院協会、公益社団法人 日本医師会、一般社団法人 日本病院会
●表彰対象
学術・教育・医療、政治、ボランティア・市民活動などを通じて、人々の健康、地域の保健、
クオリティ・オブ・ライフ向上に多大な貢献をした個人、あるいは組織のリーダー
●審査方法
全国から寄せられた推薦にもとづき、審査委員会で審査の上、以下の3つの分野における 受賞者を決定する。
(1)教育者部門(2)ボランティア部門(3)医療従事者部門
●審査委員(五十音順・敬称略
岩男 壽美子 | 慶應義塾大学名誉教授、東京都市大学名誉教授 |
川口 順子 | 前参議院議員、元外務大臣、元環境大臣 |
高久 史麿 | 日本医学会会長、自治医科大学名誉学長 |
竹内 行夫 | 前最高裁判事、元外務事務次官 |
堂本 暁子 | 男女共同参画と災害・復興ネットワーク代表、前千葉県知事、元参議院議員 |
日野原 重明 | 一般財団法人聖路加国際メディカルセンター理事長、聖路加国際病院名誉院長 |
福田 康夫 | 元内閣総理大臣、元衆議院議員 |
横倉 義武 | 公益社団法人日本医師会会長 |
●諮問委員(五十音順・敬称略)
安達 知子 | 総合母子保健センター愛育病院副院長・産婦人科部長、東京女子医科大学客員教授 |
伊藤 雅治 | 一般社団法人全国訪問看護事業協会会長 |
猪口 邦子 | 参議院議員、元少子化大臣、元軍縮会議大使 |
宇井 理生 | 東京大学名誉教授、北海道大学名誉教授、東京都医学総合研究所特別客員研究員 |
川崎 二郎 | 衆議院議員、元厚生労働大臣、元運輸大臣 |
日下 一正 | 一般財団法人国際経済交流財団会長、元経済産業審議官 |
玄葉 光一郎 | 衆議院議員、前外務大臣 |
斉藤 邦彦 | 北鎌倉女子学園理事長、ジェスク音楽文化振興会理事長、株式会社パレスホテル顧問 |
坂口 力 | 元衆議院議員、元厚生労働大臣 |
清水 嘉与子 | 公益財団法人日本訪問看護財団理事長、公益財団法人国際看護交流協会理事長 |
下村 満子 | ジャーナリスト、元「朝日ジャーナル」編集長、株式会社ルネサンス取締役 |
水田 祥代 | 九州大学名誉教授、福岡歯科大学常務理事 |
鈴木 邦彦 | 公益社団法人日本医師会常任理事 |
袖井 孝子 | 一般社団法人シニア社会学会会長、お茶の水女子大学名誉教授 |
津島 雄二 | 弁護士、元衆議院議員、元厚生大臣 |
丹羽 雄哉 | 衆議院議員、元自由民主党総務会長、元厚生大臣 |
南野 知惠子 | 元参議院議員、元法務大臣・内閣府特命担当大臣 |
畠山 襄 | 一般財団法人国際貿易投資研究所理事長、元ジェトロ理事長、元通商産業審議官 |
平林 博 | 公益財団法人日印協会理事長、公益財団法人日本国際フォーラム副理事長、株式会社三井物産取締役 |
松谷 有希雄 | 国立保健医療科学院院長 |
南 裕子 | 高知県公立大学法人理事長、高知県立大学学長、高知短期大学学長 |
森 英恵 | ファッションデザイナー |
森 樹郎 | 虎の門病院眼科部長 |
森岡 茂夫 | 国際長寿センター連合体名誉議長 |
矢﨑 義雄 | 国際医療福祉大学総長、独立行政法人国立病院機構名誉理事長、国立国際医療センター名誉総長 |
山崎 摩耶 | 元衆議院議員 |
渡部 恒三 | 元衆議院議員、元厚生大臣 |
(審査委員・諮問委員は標記の所属先の代表としてヘルシー・ソサエティ賞の委員を務める訳ではありません。)
●各部門概要 | |
教育者部門 | 社会のあらゆる場において、教育を深め、本来の仕事の範囲を超えて特別な努力をされ、人々に更なる知識を与え、教育を通して、よりよい明日の実現のために貢献した実績のある方へ贈られます。 |
---|---|
ボランティア部門 | チャリティーや、国民の福祉を向上させる活動、もしくは地域福祉の向上や市民としての活動などにおいて指導的役割を果たし、多大な貢献をされている方へ贈られます。 |
医療従事者部門 | 医療全般のあらゆる分野で活躍する方々の中から、患者や高齢者、または障がい者など、社会的に不利な立場にあり、援助を必要としている方々のケアのために特別な努力をされた方へ贈られます。 |
●表彰
受賞者には賞状と記念杯を贈呈