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ジョンソン・エンド・ジョンソン100年史

第32話思想と理想を礎(いしずえ)に

ジョンソン・エンド・ジョンソンのさまざまな取り組みの中でも1930年半ばに着手し始めた一連の近代的なプラント建設ほど世間の人たちにJ&Jの経営哲学が明瞭に写ったものはない。後には、もちろん、近代的な製造工場は珍しいものでなくなるのだが、当時は、アメリカのほとんどの製造現場は味気ない壁に覆われたさえない施設で、多くは時代遅れで安全性に問題があった。

1934年J&Jは、消費者向け製品を扱う関連会社のために新しいプラントを建設することになった。ロバート・ウッド・ジョンソンJr.は、斬新な102階建てのエンパイヤステートビルを建て終えたばかりのShreve Lamb, Harmon建築会社に依頼し、周囲を驚かせた。超高層ビルの建築家は、ロバートが平屋建ての建物を思い描いていることを知り、幾分困惑した。ロバートは最初の設計を自分の建築スタッフによって修正させ、それに自分自身のアイデアを加えた。

その後数年の間にJ&Jはニュージャージーの中心部に最新のプラントを次々と建築し始めた。際立って魅力的な施設を建設するというJ&J伝説が確立し始めた。

すべての建物はすっきりとした外観で、実に見事なほど機能的であった。注目すべき最も重要なことは、それが数百エイカーを越える広大ですばらしい眺望の敷地に建設されたことである。従業員が牧歌的な風景を満喫できるよう薄い色のガラスが一面に施された。製造部は明るく空調も整備された。

贅沢なロビーや受付は映画のセットのようであった。従業員はロビーや入り口を積極的に利用することが奨励された。こういったことは自分たち自身のプラントであるという意識を高めることになった。

なぜ巨額を投じ、このような質の高いプラントを建設するのかと訊ねられたロバートは、こう答えた。「これは長い目で見れば、決して高い出費ではないでしょう。従業員たちは職場に誇りを持つようになり士気があがります。これにより、高い生産性と高品質の製品が保証されるのです。また、プラントは地域社会の財産でもあります。当社が低い水準に甘んじていればこういったことは有りえなかったでしょう。」

ロバートは新しいプラントのオープニングセレモニーにおいて、それを最も適切に言い表した。

「私たちは皆さんが働く建物を造っているだけではなく、社会の手本も築いているのです。私たちは石と鉄を組み立てているだけではなく、思想と理想をも築き上げているのです。」

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