企業情報

ホーム > 企業情報 > ジョンソン・エンド・ジョンソンの歴史 > 第9話

企業情報

ジョンソン・エンド・ジョンソン100年史

第9話縫合糸と消毒の切っても切れない関係

多くの医師が手術に使う縫い糸を直接薬局で買い求め、自分の診察室や患者の家で手術をしていた頃のことである。

「感染」の存在が判明すると、あらゆる経路に疑いがかけられた。中でも傷口や切開部を閉じるために用いられた糸が、もっとも影響を与えていると考えられた。縫合糸は強くて体に同化するものでなければならず、適切な素材の選択そのものが、病気の治療を決定的に左右した。

1865 年、ジョセフ・P・リスター博士は羊の腸でできた楽器の弦を縫合糸に使ってみて、大変うまくいくことを発見した。それは“カットグッド(腸線)”と言われ、消毒が非常に難しいものであった。消毒すればするほど、自然の特性が壊れる危険性があったのである。カットグッド縫合糸はジョンソン・エンド・ジョンソン創世期に誕生した製品であるが、縫合糸の品質工場とその消毒方法の果てしない努力はそこから始まった。

最終ゴールは、消毒しても細く弾力があり、柔軟性に富んだ縫合糸であったので、本来の性質を変えてしまうような化学薬品には頼らなかった。そしてJ&Jは複雑な消毒方法を開発した。まずカットグッドを腐食剤につけ、次に杜松油(ネズ属の植物の実から絞った薬剤)に10日間つけておくというものであった。消毒された縫合糸は20%のアルコールが入ったガラスの薬ビンに入れて売られた。

新しいカットグッドの縫合糸は、医師たちから絶大な評価を得た。その後、医師がJ&J製品の中から9種類のカットグッドと21種類のシルク糸を選べるようになるまでにそう時間はかからなかった。

ページトップへ

このサイトは日本国内に向けて制作しております。
このサイトならびにサイト内のコンテンツは、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社によって運営されています。

© Johnson & Johnson K.K. 1999-2017