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見えない“違い”に目を向ける
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マイノリティだからではなく、誰もが“自分らしさ”を活かせる職場へ。 ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ 人事部 田口 周平 ヤンセンファーマ株式会社 研究開発本部 藤田 奈津

LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)に関する理解啓発と、ダイバーシティとインクルージョン(D&I)の醸成に関する活動を行う「Open&Out(以下、O&O)」。自身もLGBTの当事者であり、「O&O Japan」の発起人でもある田口さんと、サポーターとして活動を支える藤田さんが語る、LGBTへの理解を深める挑戦のストーリー。

自分らしくありたい、という想い。悩みや迷いを越え、「Open&Out」をスタート。

これを言ったら嫌われるのではないか?自分の居場所がなくなるのでは?——自分らしくありたいという想いと周囲の反応への不安。それは、LGBTの当事者でなくても、誰しもが抱えているものなのではないでしょうか。
LGBTは、見た目ではわかりづらいことから「サイレントマイノリティ」とも呼ばれます。彼らの多くが職場で直面する問題の一つは、自分のコアになる個性を隠して生活していかなければならないということでしょう。私自身もLGBTの当事者として、パートナーのことを「彼女」と言い換えて話したり、会食の場で「結婚は?」などと聞かれると返事に窮してしまうことがありました。そうした小さな嘘の積み重ねが大きなストレスになったり、何気ないひと言に傷ついたり、誰にも打ち明けられずに悩む社員も少なくありません。
LGBTに対する偏見や誤解をなくし、誰もが自分らしくいられる職場環境を作りたい。そんな想いから「O&O Japan」は2015年10月にスタートしました。LGBTについて知ってもらい、よりインクルーシブな文化を醸成するために定期的なカンファレンスを開催し、また日本最大のLGBTイベント「東京レインボープライド」の公式スポンサーになるなど、社内外に向けた活動を行っています。
立ち上げる際には自分のセクシャリティがオープンになることへの不安や迷いもありましたが、社内のカフェテリアで開催したカンファレンスでは経営陣も含めて100人以上が参加。「これまで意識していなかった見えない違いに気づく大切さを知った」、「子どもが将来自分らしくいられるために勉強したい」など、想像していた以上に前向きな反響が得られ、大きな手応えを感じることができました。

「挑戦」を大切にするJ&Jの企業風土。多様な視点は、ビジネスの「原動力」にも。

O&Oの活動が支えられる背景には、ジョンソン・エンド・ジョンソンがもともと持っているダイバーシティへの深い理解とチャレンジし続ける企業風土があります。日本での活動は、アメリカ本社、カナダにつづいて世界で3番目。アジア・パシフィック地域の中でも保守的なイメージのある日本がLGBTに着手したインパクトは大きく、日本に触発される形でドイツ、ベルギー、イギリスなども手を挙げ、O&Oの活動が広がっていることも嬉しい限りです。

一人ひとりの個性を尊重し、どのように活かすか。このことはD&Iの視点からはもちろん、企業成長にとっても重要です。LGBTをはじめ、マイノリティが差別や不安に後ろ向きになることなく議論しアイデアを発信すれば、ビジネスに新しい視点をもたらすとともに活性化にもつながります。また、医療のリーディングカンパニーであるジョンソン・エンド・ジョンソンがLGBTをサポートすることで、他の企業や社会に向けてD&Iの幅を広げ、さらに促進するプラスの原動力になっていくことにも、この活動の大きな意義があると考えています。

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